Wednesday 07th of January 2009
メニュー作り
メニュー作り
- 『メニュー』が飲食店経営の優越を決める!
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メニューを決めるということは、ただ単に「提供する商品内容を決める」ということだけではありません それ以外の多くのことを決定することになるという点を、まずは理解しましょう。 「メニューを決める」ことで決定されることは、大きく分けて次の3つです
① 来店客の満足度 ② 必要な開業準備と初期投資 ③ 営業開始後の経営数値
これらは、飲食店経営の成否を左右する重要な要素です。 逆に言えば、メニュー作りは、この3つを考慮しながら検討しなければいけません。
① 来店客の満足度
来店客の満足度は、料理内容によって大きく変化します どこにでもある「普通」の商品なら、わざわざあなたのお店でお金を出して食べる必要がありません。 他店舗との違いを明確にした、「差別化」されたメニューが必要です。
② 開業準備と初期投資
メニュー内容によって、店舗面積全体に対する厨房スペースの配分や厨房レイアウトが決まります。 また、必要な厨房機器や食器・備品の数も決定されます。
さらに、その料理内容に適した立地条件や物件の条件、目指す料理の提供を可能にする人員の確保と教育の方法、 仕入れ業者の選定、それらのことを行うための資金や日程の確保など、様々な用件が明らかになります。
③ 営業開始後の経営数値
メニュー内容によって、店舗の経営を左右する多くの数字が決定します。 得に客単価、原材料、人件費、客席回転率、来店頻度などの経営的数値は、このメニュー内容によって決まります。
以上3つの整合性がメニュー作りには大切です。いくら満足度の高いメニューが完成しても、そのメニューを実現するための初期投資が大きすぎたり、開業後の経費がかかりすぎたりすれば、経営はうまくいきません。 つまり、メニュー作りには「経営の視点」が不可欠なのです。
メニューを作る際の考え方
メニューを考えるうえで、欠かせないポイントがあります。 ここでは、メニュー作りの基本となる考え方を紹介します。 「料理がおいしい」だけでは、飲食店は成功しません。
- メニュー作りの考え方
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メニュー作りにおいて、最も重視しなければならないことは、「その店の価値を、いかに食べ物・飲物と通じて顧客に伝えるか」ということです。 中には、「おいしいこと自体が価値なのでは?」と思う人もいるかもしれません。 もちろん「おいしい」ことは大切ですが、一方で人間の味覚というのは、非常に曖昧なものです。 環境や体調、好き嫌いによって、「おいしさ」は変化します。 また、「おいしそうだと思って食べる料理」と「そうでない料理」では、食後の「おいしさ感」に大きな差が出るものです。 例えば、夏の日の仕事後に飲む冷えたビールや、ビュッフェに豪華に沢山並んだ商品などは「おいしさ感」に高い料理だと言えます。 つまり、環境や事前期待が、商品価値とおいしさ感を高めるのです
- いかに「おいしい」と感じさせるか
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メニューを考える作業は、「おいしいと感じてもらうためのプロデュース方法」を考える作業でもあります。 腕のある料理人がいるのに失敗するお店は、これができていない場合がほとんどです。 逆に繁盛している店は、このおいしさ感のプロデュースがとても上手です。 あなたも再度コンセプトを見直し、自店にとって「最も大切なおいしさ感が何であるか」を考えながら、メニュー作りを行って下さい。 また、どんな料理にも共通した「おいしさを感じさせるイメージ」が存在します。 これらは、メニューに是非取り入れたい要素です。
- 大切なのは「店の売り」=USP
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おいしさ感を伝える演出として大切なのは、「その店でしか得られない【満足】をいかに作り出すか」です。 それがその店の「売り(=USP:独自の販売提案)」となり、顧客を引き付ける要素となります。 どこにも負けない「売り」を作ることが、メニュー作りの大切なポイントです。
料理に「魅力をつける方法」
- 「おいしさ感」を高めるために
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「おいしさ感」をより強く感じさせるための手段は、次の3点を繰り返し実行することです。
① 自店のコンセプトに合った「おいしさ感」が何かを考える ② そのおいしさ感を、より強く顧客に伝えるために必要な要素を検討する ③ それを実現するための「具体的な演出方法」を検討する
同じ料理でも、店舗に期待する内容、客層や来店動機などによって、おいしさ感は変わります。決して「味がよいこと」がすべてではありません。 提供時間やボリューム、盛り付けや演出など、すべてが「おいしさ感」につながっていくのです。 高級店なのか、大衆店なのか、高齢者なのか若者なのか、ランチなのかディナーなのかなど、条件に合わせた検討を行ってください。
- 顧客がおいしさを感じるタイミング
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お店に来てくれた顧客においしさ感を伝えるタイミングは、全部で4回あります。
① 注文前に「これ○○だから食べてみたい」と思わせる ② 提供時に「これ○○でおいしそう!!」と言わせる ③ 実際に食べて、「これ○○でおいしい!!」と感じさせる ④ 食後に「これ○○でおいしかった!!」と言わせる
各段階での「○○」を、顧客にどれだけ伝えられるか勝負の分かれ目です。 この○○を考え、顧客に分かりやすく伝える方法を考えてください。
- 売れる料理の条件
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名物料理・看板料理には、必ずと言っていいほど、顧客の「記憶に残る仕掛け」が施されています。記憶に残れば残るほど、顧客のリピートにつながるからです。 いかに記憶に残る料理に仕上げるかが、経営的にも非常に重要です。 では、どのように記憶に残るのでしょうか? おいしさというのは、料理によってかなり違いがあります。 味覚が感じる単純な「うま味」だけでなく、料理内容によって「おいしさを感じる要素」が違ってきます この、料理ごとに求められるおいしさ感を抜きにして、記憶に残る料理は作れません。
- 料理・食材に合わせた演出が大切
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記憶に残る魅力的な料理を皿の上に表現する際には、その料理や食材に適したおいしさ感の演出を「極端に徹底的」に「分かりやすく伝わりやすい方法で」「こだわって、突き詰めて」行うことが、効率のよい方法です。 グルメ番組に人気があるのは、こういった要素を徹底的に取り入れた演出を行っているからです 視聴者はその料理をまったく食べたことがないにもかかわらず、「これ絶対おいしいよね」と勝手に想像しているわけです。
- 演出の優先順位
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顧客は、五感すべてを使って「おいしさ感」を感じています。 先ほどメニューに魅力付けをする方法として、「自店の料理に必要なおいしさ感をピックアップし、そのおいしさ感を実現のための方法を検討すべきだ」と言いました。 その際には五感のどこから訴えていくべきか、優先順位を立てて検討するのが効果的です。
顧客に伝わりやすい五感の順序は次のとおりです。
① 見た目 (視覚) 大きさ、長さ、色合いなどを変える
② 食感 (感触) 食べたときの食感を分かりやすくする
③ 匂い (嗅覚) 匂いを出す、強める
④ 味 (味覚) 味のメリハリをハッキリさせる、その料理に求められる味に変える
⑤ 音 (聴覚) 鉄板や石焼の音、氷の音など
メニュー作りの手順
- コンセプトに合わせたメニュー作り
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メニュー作りのポイントを理解したら、実際にどんな料理を提供するかを考えていきましょう。 メニュー内容の具体的な決定は、店舗コンセプトに添って行って下さい。コンセプトに合わせて、「①誰に(ターゲット)」 「②いつ(曜日や時間帯)」「③いくらで(客単価と皿単価)」「④どのように(利用動機や楽しみ方など)」食べてもらうかを考えながら、メニュー内容を検討します さらに、店舗の料理を食べた結果、「こう感じて欲しい」「こう思って欲しい」ということを実現できるメニューを検討しなければなりません。
- まずはメインの決定を
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メニュー作りの第一歩は、まず「それ一品で客を呼べる」というような、強力なメイン商品を考えることです。 実際、飲食店の多くは、「その店一番の最も魅力的なメイン商品を決めること」からメニュー作りを始めています。 さらに、自店のメイン商品をどうするかを決めておけば、その他の商品を考える上での基準となってくれます。 繰り返しますが、「自店のコンセプトを明確に表すメイン商品の開発」が、メニュー作りの最も重要な作業です。 ここからメニュー作りはスタートさせて下さい。
- メインを支えるその他の商品
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主役となるメイン商品が決定したら、その主役を支えるサブメニューの検討を行います。 これもコンセプトから落とし込んで考えましょう よい映画には、強烈な個性の主演者に加え、「それを支える名脇役」が必ず存在するものです。 サブメニューも、それと同じ役割を担っています。 主役の魅力を引き出しつつ、自らの主張もしっかり行うサブメニューを考えることが重要です。 店主の思いやこだわり、創意工夫が、顧客の満足度向上につながります。 店舗の魅力を引き立てるような、存在感のあるメニューを考えて下さい。
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