Wednesday 07th of January 2009
日本政策金融公庫(旧国金)の特徴
国民生活金融公庫は日本政策金融公庫と名称が変わりました
日本政策金融公庫は一般の金融機関よりも「借りやすい」・「低金利」・「融資期間が長い」というのが主な特徴です。
- 借りやすい
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① 事業計画の作成が比較的容易である。
事業計画書の記載内容が一般金融機関と比較して単純。また必要書類も少ない。 (細かなアドバイスをしてもらえることが多い)
② 誰でも借りられる。(一部の業種について制限あり)
③ 開業資金の融資に強い。
但し、開業時の融資では、必要額の半分以上の自己資金(自己資金には、手持ちの預貯金の他に事業用設備、保証金、親からの借入金などを含む)が必要となる。
- 低金利
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① 長期の借入れでも長期プライムレート(最優遇貸出金利)と同水準の金利で借りられる。
5年以内の場合の国金基準金利 1.85%(h17.12.15現在)
② 無担保、無保証の制度(「経営改善貸付(マル経融資)」「新創業融資制度」)や奥さんや従業員が保証人となることを認める制度(「第三者保証人を不要とする融資」等)がある。
- 借り入れ期間が長い
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事業資金の融資期間は、普通の銀行が1年の折返しが一般的であるのに対し、国金では5年以内が通常の貸出し期間となっている。
いろいろな融資制度
ここでは、一般経営者・創業者のそれぞれにおすすめしたい融資制度を取り上げました。 「どれに申し込んだらよいか」と悩んだ場合に、ぜひ、ご参考ください。
※ 無担保無保証の制度は原則であって、借入金額や借り入れ状況によっては担保や保証人を求められる場合がありますのでご注意ください。 なお、掲載されている情報は平成20年1月現在のものです。
- 新規開業資金(創業向け・無担保無保証)
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基本情報
■「新規に開業する人」または「事業開始後5年以内の人」を対象とした融資
■融資限度額は、設備の場合7,200万円、運転の場合は4,800万円。 返済期間は、設備15年以内、運転7年以内。 元金の返済据え置き期間は、設備3年、運転6ケ月。 金利は基準金利(平成20年1月現在で2.3%~2.5%前後)。
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この融資のポイント
この融資を利用するためには、いくつかある要件うちのいずれかに該当することが必要だが、かなりハードルが高いものが多い。 しかし、どうしてもこれを使いたい人は、アルバイトを雇うこととすれば「雇用の創出を伴う事業」に該当する。
内容を一見するといっぱい借りられそうだが、実際にはそんなことはないので、通常の場合ならば後記の「新創業融資」の方が使い勝手が良い。 また、無担保無保証ではないので、注意が必要。
- 新創業融資(創業向け・無担保無保証)
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基本情報
「創業前」または「創業後、税務申告を2期終えていない人」を対象とした無担保・無保証の融資制度。
限度額は設備、運転いずれの用途でも1,000万円。 返済期間は、設備資金7年以内、運転資金5年以内。 元金据え置き期間は、いずれも6ケ月。 金利は基準金利(平成20年1月現在で2.3%~2.5%)+1.2%と多少プレミアがついて高くなっている。
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この融資のポイント
こちらも利用用件があるが、やはり「雇用の創出」を理由とするのが無難。
国金では、この制度についてだけ「自己資本要件」が設定されており、事業開始前または税務申告をしていない人の場合には、創業資金全体の3分の1以上の自己資本が必要となる。 ※ 2007.04の改正により、従来の2分1以上から緩和された。
国金では、ほぼ唯一の無担保・無保証の制度となっているが、実際には借入れ金額が500万円を超える場合には、かなりの確率で担保か保証人を要求されるので注意。
また、通常の普通貸付に比較して、審査期間が長くなりやすい特徴がある(申し込み~融資まで約1ケ月程度)ので、余裕をもった申し込みが必要。
「自己資本の考え方、作り方」、「新制度利用のポイント」については、以下のサイトをご参考ください。
- 女性、若者、シニア起業家貸金(創業向け)
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基本情報
「女性(年齢制限なし)」または「30歳未満か55歳以上」で新規に開業する方、もしくは勧業後5年以内の方が対象。 法人組織での利用も可。
運転資金4,800万円(5年~7年以内)、設備資金7,200万円(15年以内)のいずれかで利用可。 据置期間は、運転資金1年以内、設備資金2年となっている
金利は、運転資金については基準金利が適用されるのに対して、設備資金については特別金利(内容により金利は異なる)が適用される。
担保や保証人は要相談となっていますが、実際には必要と考えてよいでしょう。
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ポイント
平成20年03月31日までの限定措置なので、ご利用をお考えの方はお早めに!
一定の要件を満たす場合には1,000万円を限度として、無担保無保証の「新創業融資制度」が使えるので、担保や保証人がない方はこちらの利用の方がトクでしょう。
- 第三者保証人を必要とする融資(一般向け・無担保無保証)
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基本情報
家族以外に保証人になってくれる人がいない!という人向けの融資制度。
次のいずれもの要件を満たすことが必要。
① 税務申告を2期以上行っていること ② 所得税等を完納していること
限度額は2,000万円、用途は運転資金(5年以内)、設備資金(10年以内)のいずれにも利用できるが、金利は基準金利+0.65%とやや高めの設定となっている。
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ポイント
以前には上記要件の他に「最近の業況がよく第三者保証人や担保がなくとも融資ができると認められること」というのがありましたが、最近は削られたようです。
ちなみに、この制度を利用した場合には第三者の保証人は不要ですが、代表者(場合によっては家族)は保証人になることを求められます。 (この条件は国金の他の融資制度でも共通。ただし、「マル経」等特別なものを除く)
- 経営改善貸付「通称:マル経融資」(一般向け・無担保無保証)
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基本情報
限度額は1,000万円(550万円+別枠450万円)、運転資金(5年以内)、設備資金(7年以内)のいずれにも利用でき、金利は2.0%となっており(H20.01現在)、元金支払いの据置き期間も6ケ月あります。 ただし、利用に際しては、商工会議所の推薦を受けることや、事業規模等の条件あります。
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融資までの流れ
これは国金独自の融資制度ですが、この利用のためにはまず企業の事業所が所在する地区の商工会議所に加入して、その推薦を受けることが必要となります。
推薦にあたっては、その商工会議所の経営指導員の指導を6ケ月以上受けることが要件とされます。(期間は地区により多少変わります)
商工会議所が推薦を出すにあたっては、決算書の内容を中心に判断を行いますが、無担保、無保証だけあって審査にはそれなりに厳しいものがあります。 しかし、推薦してもらえるか、どうかの感触については、経営指導員に尋ねればおおよそのところは教えてもらえることが多いようです。 (順序としては、経営指導員が推薦可と判断した会社を審査会に上程する)
相談後、2ケ月に1度程度の頻度で指導員が会社を訪問することがありますが、もし何か経営で困っていることがあれば聞きましょう。(指導は無料) 仮に、何もなくても、それはそれでかまいません。
ポイント
過去に国金の借入れにおいて延滞のあった人(自分自身の借入れの延滞の他、他人の保証人となった場合の延滞の両方を含む)については、原則、推薦を得ることはできないので注意が必要です。
制度上は最高1,000万円までの借入れが可能とされていますが、実際の平均的な貸出額は400万円前後なので、あまり高望みはしない方が無難です。
国金からの既存の借入れの返済が終わっていない場合や、業績不振などを理由に融資を断られてからまだ日が浅い場合には、事実上、借入れは困難です。
裏技情報
経営相談の内容は何でもOKです。 難しいことではなく、記帳の仕方の疑問点を聞くなどでも構いません。 一度相談すれば、それが実績となりその時から6ケ月の期間がカウントされます。 今後の利用を考えている人は、会員になったらすぐに何か聞きに行くべし!
6ケ月も待てないという人には、税理士等からの推薦があれば指導期間が1~3ケ月程度に短縮される場合があります。
日本政策金融公庫の融資の極意
- 1 事前の準備を怠るな!
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国金は一般の金融機関と比べると、ペーパーの資料より、面談を重視する傾向が強いので、面談時には何を聞かれてもある程度は答えられるようになっておくことが必要です。
聞かれそうなことは、事前に想定QAなどを作って練習しておくとさらに効果的。
その場で答えられないことについては「後ほど確認してご連絡します。」と答えれば大丈夫なので、くれぐれもウソやいい加減な返答はしないように注意しましょう。
- 2 余裕を持って臨め!
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融資の申込から実際にお金が振り込まれるまでの期間は、はじめて申込をした場合で2~3週間程度、遅くとも1ケ月以内が目安となります。 また、これが何度目かの取引となれば、1週間でお金が下りることもあります。
しかし、実際には資料の作成や収集、下打ち合わせなどにも意外と時間がかかるので、資金の調達はある程度の計画と時間の余裕を持って行ないましょう。
なお、金融機関からの返事にあまりに日数がかかるような場合は、担当者に直接確認してもかまいません。
- 3 マイナス要素をなくせ!
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借入れ時に、サラ金やクレジットローンの支払いが残っているのは、大きなマイナスポイントとなります。 税金の未納や滞納がある場合にも、融資は困難となります。
このような場合には、極力このようなお金を返済しておく、税金については完納するまたは税務署と協議の上で分割返済にしてもらうなど、審査上不利となる点のを極力なくしてから、申し込むようにしましょう。
- 4 借り換え資金の借入れはできない!
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国金では、すでに他の金融機関から借りている資金の返済のために、融資を受けることはできません。(旧債返済の禁止)
このことは、たとえば会社からの借入金を返済するをためであっても、該当するので注意しましょう。
- 5 返済期限はシッカリ守れ!
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何はおいても返済は遅らせないようにすることが大切です。 仮に、延滞を放置した場合には、次回からの借入れが難しくなり、結果、他の金利の高いところから調達せざるを得なくなります。
もし、どうしても返済が困難な場合には正直に事情を話せば、返済を猶予してもらえることもありますので相談してみてください。
- 6 ダメは次の成功の元!
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融資を断られたときは「なぜダメだめなのか?」を必ず聞くことが必要です。
ただ単に、書き方に不備がある、必要な資料が不足しているだけならば、不備を修正すれば再度受付けてもらえます。
また、事業内容が悪くて断られた場合でも、具体的にどこをどうすればよいのかを聞き取ることにより、その後の経営の改善にも繋がりますし、また、次回の申込み時にさらに的を絞った事業計画を作成することができます。
- 7 事業計画は精一杯に書く!
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事業計画はできるだけ細かく書きましょう。
実際の国金の申込書を見たことがある人はお分かりと思いますが、申込書の中で事業内容を書く欄は、驚くほどわずかです。 これだけで本当にあなたの借りたいという気持ちがすべて伝わるでしょうか? 特に重要な部分やアピールしたい部分については、別紙に書いても全くかまいませんのでできるだけ「相手にわかりやすく」を心がけて、精一杯書いて下さい。
これだけで担当者の見る目も変わります。 また、資金繰りの部分を含めて、うまく表現できないという場合には、その方面の専門家に依頼することも一案です。
- 8 常識を持って、簡潔に臨め!
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常識的なこととして、あまりチャラチャラした格好やブランドで固めたような服装で申込みに行くのはやめましょう。
それと要点に関係ないことをダラダラと話す人が結構いますが、金融機関の人間は忙しいので、相談・申込に行く際にはポイントを整理しておきましょう。 このような対応では、問題点を把握・整理できない人間と思われてしまいます。
担当者は、紙(資料)の内容以上に人物を見て、融資をしています。
- 9 『いくらでもいい』には貸せません!
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よくあるのが融資の申し込みの際に、「いくら必要ですか?」との問いに対して「貸してもらえるだけ」とか「いくらでも」などと答える人がいますが、絶対にやめましょう。
仮に、面談の中で必要額は伝わったにしても、このような受け答えに対しては「何も計画がないのでは?」と疑われてしまいます。 本当に自分が必要な額を用途とともにハッキリ応えてください。
- 10 うつむかずに、相手を見て話せ!
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最後に、担当者と話すときは「熱意をもって話しましょう。」これが感じられるかどうかでは、担当者に訴えかけるものが大きく違います。
中には面談の際にうつむいてボソボソ話す人がいますが、これでは熱意が伝わらないだけ でなく、「何か後ろ暗いことでもあるのでは?」と勘ぐられかねません。
熱意の伝え方は人それぞれなので、どうすれば自分の思いが伝わるかをよく工夫してください。
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